科学技術に関する確かな専門性と幅広い視野を身に付け、
他者と共創して持続可能社会の実現に貢献できる人材を養成
研究や技術開発の目的として一人ひとりの多様な幸せを重視する意識が萌芽しつつあり、これを達成するにはあらゆる分野の知見を総合的に活用する「総合知」の活用が不可欠とされています。科学技術に関しては、特定の分野に対する専門性に加え、異分野を理解し、他者と共創できる人材が求められています。総合環境理工学部では、環境科学技術を幅広い視点で理解し、自らの専門性を活かすことができる人材を育成します。

社会システム工学科の特徴
実学を尊重した人材養成と、社会から要請される先進的な技術開発により、持続可能な地球環境と社会システムの構築に貢献することを目的とした教育と研究を行います。そのために、自動車や航空機など輸送機の電動化、輸送機の高性能化を支える新素材の開発、洋上風力発電やメガソーラーなどの再生可能エネルギーの大規模な社会導入、さらに道路や橋、河川や港湾などの社会インフラの整備や交通システムの高度化など、社会の持続的な発展のために、2年次後期から各々の専門教育コースにて深い専門性を養います。
持続可能な地球環境と社会システムの構築に貢献
コース | コースの概要 ?どんなことを学ぶのか ?主な授業?分野 |
どんな人材を育てるか | 活躍できる分野 |
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モビリティコース | 地球環境と調和した先進モビリティ開発のための要素技術?システム技術を身に付けるために、機械工学の基礎を成す材料力学、熱力学、流体力学および機械力学に加え、モビリティを構成する素材の材料科学?工学までを網羅した知識と技術を習得します。 | モビリティの電動化、省エネルギー化、及び、再エネ電力を活用したグリーン水素化を推進することができ、先進モビリティの設計や開発に貢献できる人材を養成します。 | ●航空機関連 ●自動車関連 ●素材関連 ●電力?再エネ関連 ●建設関連 ●技術系公務員 |
電気システムコース | 知的な電気機器や制御システムの設計と開発、電気エネルギーの発生?変換?貯蔵?利用、人間と環境の関わるエンジニアリングデザインに関する知識と技術を習得します。 | 輸送機とそれに関連する電気機器、さらに電気電子通信機器の製造開発、エネルギーインフラと再生可能エネルギー導入に関連する事業に貢献できる人材を養成します。 | |
社会基盤コース | 持続可能で強靭な地域社会を支える社会基盤の構築とその維持管理を目的として、公共の福祉の立場に立ち、環境負荷低減機能を重視した新たな地域社会基盤を創出するための素養を身に付けます。 | ①すべてのひとにとって快適な都市?地域社会の創造に関する知識と能力、②環境に適合した構造物の設計と施工に関する知識と能力、③水環境や地盤環境の保全と改善に関する知識と能力、を基に、社会基盤の構築と維持管理に貢献できる人材を養成します。 |
グリーン社会実現に向けた教育の強化
専門必修科目、選択科目を新たに設置し、環境と科学技術の調和や環境科学技術に関する知識や技能を学び、持続可能社会の実現に貢献できる人材を養成します。
アクティブ?ラーニングの強化
能動的に学習するアクティブ?ラーニングを強化し、積極的な学習態度や他者とのコミュニケーション能力などを育みます。
分野横断教育と専門教育の両立
分野横断教育の強化と高度な専門教育を両立させ、確かな専門性を身に付け他者と共創できる人材を養成します。
英語教育の強化
日本人学生の留学促進、私費留学生人数受入数の増加により、留学生と日本人学生の共修などを強化し、学生の英語の活用能力と異文化に対する理解?対話力を育みます。