【学生活動】由利本荘市のワークショップに参加

2025年09月26日

広報担当 和泉 浩


 7月26日(土)に、由利本荘市の文化交流館「カダーレ」で開催された総合計画についてのワークショップに、ゼミの3年生4人と参加しました。総合計画は市の最上位計画で、由利本荘市は来年度からの新しい総合計画(「ゆりほん未来プラン」)を作る作業を進めているのですが、計画に市民や若い世代の声も活かしたいということで開催されたワークショップです。由利本荘市の市民、県立大学の院生、由利高校の生徒、市の若手職員、そしてゼミ生が参加しました(私は写真撮影でついていった感じです)。はじめに総合計画の説明を受け、その後、グループに分かれて計画について話し合いが行われました。途中で市長も様子を見に来てくれました。
 以下の由利本荘市のサイトで、このワークショップのより詳しい説明があります。関心のある方は見てみてください。
https://www.city.yurihonjo.lg.jp/1001506/1001550/1001581/1001678/1012347.html
 さらに関心のある方は、サイトの左の方から総合計画についても見ることができます。

 ワークショップに参加した4人の3年生は、ゼミでの統計とフリーの統計ソフト「R」(アール)の学修を活かして、今年の由利本荘市の市民アンケートの入力?集計?分析を行っており、この話もまた今度、ブログに書きたいと思います。実は第一段階の報告書を、さきほど由利本荘市に提出したところです。
 統計やデータというと理系!と思う方たちも多いかもしれませんが、何について調べ、どのように分析?解釈するのか、といったときに、社会や文化、仕事と生活、人間関係など、いわゆる「文系」の学問の視点が不可欠です。統計的分析自体はソフトがやってくれるので、よく使われているような分析はとても簡単に、瞬時にできてします。こうしたことをフリーのソフトでできるようになっているは、すごいことだと思います。
 ところで、由利高校の2年生が9月4日(木)に大学見学に来てくれて、私が学部説明を行い、由利本荘ということもあって学生の活動の例としてこのワークショップについてとりあげたところ、ワークショップに参加していた由利高校の生徒のみなさん全員!が金鲨银鲨_森林舞会游戏-下载|官网見学にも来てくれていて、うれしい再会でした。大学見学のときの様子、写真を撮影しようと思っていたのですが、説明で話しをしている間に写真撮影のことをすっかり忘れてしまっていました。

 


 


 

 

【高校生訪問】能代高校アカデミック?インターンシップ

2025年09月16日

広報担当 和泉 浩


 夏休みで遊んでいたというわけでもないのですが、しばらくブログの更新が滞っていました。見てくださっていた方、すみません。
 7月22日に能代高校の生徒が、高校の「アカデミック?インターンシップ」という活動で大学を訪問してくれました。私のゼミ(社会学のゼミ)のある日に来てもらい、ゼミの4年生に大学を案内してもらった後、ゼミに参加してもらいました。ゼミでは、その生徒が取り組んでいる個人探究のテーマ(秋田県八峰町の伝統芸能である石川駒踊りや石川奴踊りと石川地域の特色)について説明してもらい、ゼミ生たちと意見交換を行いました。
 この日に出席できたゼミ生のなかに伝統芸能を研究している学生はいなかったのですが(今年のゼミの4年生に角館のお祭りに参加し、研究している学生がいます)、学生たちの指摘が的確で、成長を感じることができました。調べる内容や調査の方法だけでなく、調べて検討していくうえでの視点、さらに効果的なプレゼンをするためのアドバイスなど、私の思いつかないような指摘も多くありました。字が汚いのを公開する感じになってしまいますが、生徒と学生たちの話しを黒板に書いた板書の写真も掲載しておきます。
 学部の説明会でもPRしていますが、教育文化学部の魅力は、いろいろな活動に積極的に取り組み、しっかりと学んでいる、素晴らしい学生たちだと思います。しっかりと学び、自分たちで考えながら取り組んでくれるので、教え甲斐もあります。大学選びのときに見て欲しい点のひとつですが、なかなかそこまで目が向かないのではないかと思います。大学だけでなく、高校、部活、職場などでもそうですが、周りの人たちの姿勢は大切な点のひとつだと思います。
 私の専門の社会学は、社会のさまざまなことについて研究している学問で、いろいろな社会現象や社会問題に応用できる(使える)考え方がたくさんあり、そうした点も社会学の魅力だと思っています。ゼミ生たち、自分が研究しているものとは異なるテーマについてもさまざまな点から考えてアイデアを出せるようになっており、それほど自覚していないのではないかと思いますが、社会学の考え方を身につけ、応用力もついてきているということがわかり、見ていてうれしくなりました。
 来てくれた高校生、個人探究の取り組み方だけでなく、大学と実際の授業の様子、そして学生たちの様子も知ることのできたのではないかと思います。それにしても他の高校もですが、生徒一人一人のこうした活動を支えている高校の先生たち、とてもいい機会を作ってくださっていることに感謝します。生徒に自分が取り組むテーマを考えてもらい、それを把握して大学などさまざまなところに連絡して調整するのはたいへんだと思います。それに、電車通学をしている生徒も多いと思いますが、生徒だけで大学に行かせるのも少し心配かもしれません。大学生でさえ、学生だけで調査などに行くときは少し心配になってしまいます。

 



 


 

【学部広報】紹介動画撮影

2025年07月03日

 

 

 

広報担当 和泉 浩


 少し前になりますが、学部やコースを紹介する動画の撮影を行いました。ちょうど緑のきれいな時期でした。新幹線の駅が近いにもかかわらず、自然が豊かで閑静な場所にある、きれいなキャンパスも金鲨银鲨_森林舞会游戏-下载|官网の魅力のひとつだと思います。歩いていて、気持ちのいいキャンパスです。
 写真は地域社会コースを紹介する動画を撮影したときの様子です。あらかじめ協力をお願いしていた学生の他にも、当日、たまたま集合場所にいた学生たちにも急遽参加してもらいました。カメラを向けられて緊張したと思いますが、とてもうまく話しており、感心しました。いろいろなメディアに出演してマーケティング活動をしてきている益満ゼミの学生たちには「さすが!」と感じました。
 教育文化学部のいろいろな紹介動画、ぜひ見てみてください。金鲨银鲨_森林舞会游戏-下载|官网のオープンキャンパスのサイトでも見ることができます。
 大学では7月19日(土)に開催するオープンキャンパスに向けて準備を進めています。教育文化学部でも新しい企画も含め、さまざまな企画を行います。暑い時期ですが、ぜひ参加してください! 昨年よりもさらに魅力的なオープンキャンパスになるはずです。いい天気になることを願っています。
 大学には駐車スペースがなく、土曜日で秋田駅からのバスも少ないため、来てくれるみなさん、交通手段には気をつけてください。バスの時刻表を確認していても、1台に乗り切れない!といったこともあるかもしれません。秋田駅から大学までは歩いて10~15分くらいだと思います。私はいつも歩いています。大学周辺の様子を知ることも、大学生活のためには大切だと思います。
 ところで、行きたいけれどオープンキャンパスに行くことができない!という高校生のみなさんも、呼んでもらえれば高校で説明会を行ったり、Zoomで説明会をすることもできます。教育文化学部について知りたい!という高校生の方がいたら、先生に相談してみてください。
 数日前に、今年度の学部案内も完成しました。教職員だけでなく、学生たちからも意見をもらって作った学部案内です。これもぜひ見てみてください。
URL:/eduhuman/guide/gu_pamphlet.html

【教員活動】横手市?近代美術館「みんなのMuseum研究会」

2025年06月06日

広報担当 和泉 浩


 5月29日に教育文化学部の教室で「みんなのMuseum研究会」という研究会を開催しました。横手市にある秋田県立近代美術館が行っているアートを活かした地域課題解決の取り組みについての研究会です。
 アートを地域に活かすための取り組みですが、みなさんはアートが地域や社会にどのように役立つと思いますか? 関心のある方は近代美術館(キンビ)のサイトを見てみてください(https://akita-kinbi.jp/)。サイトの「みる?しる?つくる」のなかに「みんなのMuseumプロジェクト」の説明があります。それと、ICOM(国際博物館会議)という組織があるのですが、博物館(Museum)の定義は時代とともに変わってきているので、これも気になる人は調べてみてください。2022年に新しい定義が採択されました。
 アートは単純に社会の役に立つものではないからアートだ、と思う方もいるかもしれません。「芸術のための芸術」か「社会のための芸術」か。とてもおもしろい問題ですが、研究会では、林容子先生から対話型アートプログラム「アートリップ」での認知症の方たちへの取り組みと研究についての話し(これも関心のある方はサイトを見てみてください。http://www.artsalivejp.org/artrip/)、黒木健先生の秋田県内の高校でのアートと地域に関する授業実践の話し、安藤郁子先生のアートと地域の居場所づくりの話などがあり、デザインと地域づくりに取り組んでいる澁谷和之さんも参加されていて、地域でのアートとアーティストの力をとても感じることのできた研究会でした。
 研究会には、横手市のまるごと福祉課で秋田県をリードする地域福祉の取り組みをされている阿部淳子さんも参加されており、近代美術館と横手市の福祉がどのように連携して展開していくかも楽しみになりました。
 私の授業の受講生やゼミ生には公務員志望の学生たちも多くいるのですが、地域づくりや政策でのアートという視点、もっと授業でも扱った方がいいと感じました。アートによるまちづくりをしているところも多くありますが、そうした特定のまち以外にも、アートが地域や社会でどのように活かされているのか知らないままだと、活用するという発想もなかなか出てこないと思います。
 小さいときは絵を描いたり、いろいろなものを作ったり、歌ったりすることが日々の生活のなかに、とても身近なものとしてあったと思いますが、成長するにつれてしだいに特定の人たちがやるものになっていきます。なぜ小さいときか、ということも考えてみてもよさそうです。
 ところで「芸術」と「アート」という表現がありますが、何が違うと思いますか? 研究会でも「アート」という表現が中心でしたが、参加された方たちも、もしかしたら何となく使い分けていたのかもしれません。英語などではartですが、言葉のおもしろい点のひとつだと思います。Museumの訳としては博物館がよく使われますが、それでは美術館は? 近代美術館はMuseum?

 


 

【イベント】能代市役所説明会

2025年05月12日

広報担当 和泉 浩


 4月15日(火)の夕方に能代市役所で人事を担当している職員に大学に来てもらい、行政職の採用試験やインターンシップなどについて説明してもらいました。1~4年の学生が参加し、職員からの説明後、採用試験や仕事、インターンなどについていろいろな質問をしていました。私も聞きたいことが出てきて、質問してしまいました。その後、今年度公務員試験を受けている4年生に、1~3年生が質問する時間も設けました。就職の説明会というより、写真を見てもわかるように授業のような感じで、質問などもしやすかったのではないかと思います。説明会と書かなければ、学生も私服ですし、授業風景の写真のように見えるのではないかと思います(そういえば、学生から学部案内のパンフレットに講義の写真が少ないとの話が昨年あったので、今度撮影しようと考えています。学生たちが許可してくれれば)。
 公務員志望の学生にとって行政職の仕事や試験について具体的に知ることのできた、いい機会になったのではないかと思います。1年生は8日に授業が始まったばかりで(開始して、ちょうど1週間!)、よく参加してくれたと思います。私が大学1年のときは進路についてまだ考えていませんでした。
 ところで、なぜ広報の担当が公務員の説明会について書いているのか? と疑問を感じた人はあまりいないかもしれませんが、説明しておきます。能代市役所とはかなり前から連携した活動をいろいろとやってきており、来てくれた職員の方はよく知っている職員の方で、メールのやり取りをしているなかで「やってみよう!」ということになりました。職員の方、教育文化学部ではありませんが、金鲨银鲨_森林舞会游戏-下载|官网の卒業生です。以前のブログにも書きましたが、ほんとうにいろいろなところで秋田大の卒業生と出会います。
 生き生きと仕事について話をしてくださって、学生のみなさん、仕事と人の魅力もきっと感じたのではないかと思います。

 

 

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2025年04月10日

 

本学部教員の翻訳書を紹介します。

書名:『ユダヤ人の女たち(ルリユール叢書)』
 (幻戯書房、2024年12月24日刊行、税込4,620円、ISBN978-4-86488-313-9)
著者:マックス?ブロート
訳者:中村 寿(地域文化学科国際文化講座講師)


【目次】
小説「ユダヤ人の女たち」

マックス?ブロート[1884-1968]年譜
訳者解題

【幻戯書房編集部より】
2024年12月23日、幻戯書房は海外古典文学の翻訳シリーズ「ルリユール叢書」の第45回配本として、マックス?ブロート『ユダヤ人の女たち』を刊行いたします。
マックス?ブロート(Max Brod 1884?1968)は、チェコスロヴァキア?イスラエルの文筆家、音楽評論家、作曲家。プラハ大学ドイツ語部門にて法学博士の学位を得たのち、郵政官吏を経て、作家、評論家、翻訳家として人生を送ったユダヤ人作家です。最もよく知られている業績は、カフカの友人兼助言者、遺稿編集?紹介者、伝記作家としての仕事です。小説に『チェコ人の女中』、『アーノルト?ベーア――あるユダヤ人の運命』、『ティコ?ブラーエの神への道』、『ユダヤ人の王ロイベニ』 などがあります。「遺稿はすべて焼却してほしい」とカフカの遺稿を託されたブロートは、親友カフカの意に背き、遺稿をもって亡命。カフカの遺稿をもとに作品出版に手を尽くし、今日、カフカの文芸作品が世界中で読まれる礎を築いたことは周知の事実です。
本邦初訳となる『ユダヤ人の女たち』は、1910年代チェコのギムナジウムに通うドイツ系ユダヤ人青年の恋愛と蹉跌を赤裸に描いた小説。カフカと過ごしたチェコスロヴァキアの風俗が描かれた、ブロートの自伝的小説になっています。(https://note.com/genkishobou/n/ne31748af5781)

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